別居4日目、夜

ゆっくりするはずが、結局動き始めた。

主婦ってやつは…と思う。
目についたら、思いついたら、何か動き始めてしまうのだ。
コーヒーでも飲もうと座った。
娘や夫がいない時間に、私は家事を、冬でも汗にじませながら、こなしている。
行き届かないところは沢山あるが、やるべき事は優先して、こなしている。
家事には終わりがないと思う。
彼らが知らない、家事が沢山あるのだ。
彼らが見てない、家事を色々しているのだ。
それでも、パーフェクトには程遠い。
全然、完璧な主婦ではない。
いつも、やらなきゃ、な事が周りにあふれている。
アラフィフに近づき、体力も落ちた。
家事は立ち仕事だ。
夜には、みんなと同じように、疲れたーとソファーにふんぞり返りたいし、横になって、仮眠だってしたい。
5時に起きてお弁当を作り、夕飯が12時とかになる夫に合わせて生活していると、私にはとても睡眠が足らない。
夫は私に言った。
「クズ」
なんという言葉だろう。
私がクズなら、あなたも負けないくらいクズだよ。
とはもちろん言い返さず飲み込んだが、すごい言葉にショックではあった。
人に、クズと言う人間になったんだ、あなたは。

私は、自分の趣味をさせてもらう代わりに、それを買うのは自分の収入で賄ってきた。
ささやかな仕事だったけど。
その代わり、夫のお金で、習い事したり、ランチ三昧する主婦仲間には入らなかった。主婦って、見栄っ張りなので、そのお金以外に、メイクや服にもお金がかかっていくのだ。だから、余計、私は友達がいない。

共働きする家庭が増えた最近は、専業主婦の肩身が狭いという。
本当だ、夫は私を見下している。
誰よりも早く起きて、仕事もして、猫の世話もして、家事もして、家族に甲斐甲斐しく世話し、部屋はいつもキレイで、誰よりも遅く寝る、そんな私ならやっとクズではないのだろう。
そんなパーフェクトな妻には、協力する夫がいるものだと思う。
夫は何もしない人だ。共働き時代があったが、助け合う事をしない人だ。
彼は、キャリアも給料もプライドも、年と共に上がっている。
それに比べたら、毎日同じ事を繰り返すだけで、夫の稼ぎに頼っている主婦なんて、家政婦以下に見えるだろう。
卵を安い日に買うとか、毎日洗面所のガラスを拭くとか、くだらない事だろう。
嫌なら実家に帰れ!
養ってやってるのに!
と、以前、ささいな夫婦喧嘩で、夫が言った事がある。
昭和のオヤジのセリフみたいだと思った。
団塊世代でもないでしょうに、今の時代、イクメンだの、イクダンだの言うのに、ちゃぶ台をひっくり返すような人だと思った。
脅すのか。もう帰る実家はない。出ていけ!って言われたら、どこへ行こう。

賢く?ヘソクリしなかった事を悔やむ。
夫の稼いだお金、ということを、私はいつも自覚してきた。夫のおかげで暮らせてると、自覚してきた。ありがたいと思って、倹約もしてきた。

本当に私の貯金はゼロだ。家計が苦しかった時、義実家が困っていた時に、使ってしまったからだ。

お金がないって、弱いものだ。
年が明けたら、働けるだろうか。
働いて、生きていけるだろうか。
アラフィフ、体力に自信がない。
娘も夫を見て、専業主婦をバカにするようになった。家事をこなせる女性になってから、考えてほしい。
母親から家事を教わらずに生きていく娘、スマホで家事を学ぶという。

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